マリンダイビングフェア2019に出展してきた話
ものすごい久しぶりにブログを書く。たまに書かないとダメだな。
毎年4月の第1週に行われる、ダイビング好き、海好きな人が集まる「マリンダイビングフェア」に初めて出展してきた、という話。とにかくアラ40に立ちっぱなしの3日間はしんどいということがよくわかった。
ブクロのサンシャインシティで4月の5,6,7日の3日間開催で、全国のダイビングショップやフォトコン、機材メーカーなんかが出展している。いつもは遊びに行く側だったけど今年はスキューバダイビングのログブックアプリをローンチしたので完全自費で出展してみた。
昨年から開発を続けてチューニングしてようやくちゃんとしたPRをしたのは今回が初めて。まだまだ改善が足りなく、思ったようにうまくいかないのが本音。スキューバダイビングが好きなエンジニアいないかな。。。
今回はアプリで作ってしまったんだけど、昨今はPWAなどのハイブリッドなものがあったりするので、端末差をあまり気にしないでつくれてコストも抑えるならこの方法が良かったかもしれないと今では思う。容量制限はあるものの機能差ほとんどないし。
ちなみにアプリはUNITYでつくってもらっている。単純にお金も人もたりなかったからだ。開発を請け負ってくれているのはとても助かっている。自分にもっと資産があれば、、、と本当に思う。会社として貯金はしていたものの、あっという間になくなってしまうので驚愕だ。
タイミング的にはスマフォの普及がほぼ全国に広がりつつ、ダイビングのメイン層であるバブル世代のITに疎い中高年にもアプリというワードが認知されてるような環境になってきている今しかない!という気持ちが先走ってしまったのだ。
もちろん先行者としてメーカーさんや海外のアプリで似たようなのはあるんだけど、使い勝手があまり好みではないので、自分や他の人が良いと思うようなものをにらめっこして作ったつもり。
完全自費なのでものすごく経済的負担が大きく、助けもないので自分でルートを開拓して業界に詳しい若い人と仲良くなったりとしんどいことこの上ないが、こういうイベントに出展して利用者や見込み層からインストールまでのコメントやらなにやらを直接会話しながら聞けたのはすごい勉強になったと思う。
自費、という環境でやることで自分を強制的に勉強させる立場におくというのは重要だと思う。成長のためにやれることはどんどんやるべきだ。結果失敗した、やめた、ということになってもそれは結局自分が稼いで勉強に使ったお金だと思えばまだまだ面白いことは続けていけるでしょう。
イベントの出展のブース内装なんかも自分でやりきったがとにかくタスクが多くてこれはたしかに大変だ。しかもうちは予算がすくないので持ってるものでやりくりする始末。
チラシや景品、内装のポスターやら看板やらなにやら自分でデザインして発注までしたのでもうやりたくない。。。
アルバイトは知人を通じてダイビングをしている大学生に日雇いで手伝ってもらった。大学生優秀。人に声かけて立ち止まらせ、アプリまでいれてもらうというコンバージョンの高い仕事をちゃんとやってのけてくれた。女子がおっさんにナンパされてたけど、本当感謝。
来場者は4〜5万人くらいきてるっぽいんだけど、実際に足を止めてくれたり自分たちがちゃんと接客できるのは1000人いかないくらい。DLは3日間合計で450くらいはいったと思う。そう思うとCVは高い。イベントにかかったお金からCPIでみるとバカ高いが顧客の質がweb広告とは違って本物なのでそこは納得。なによりweb広告では学べない、リアルエンドユーザーさんたちからいろいろ聞けたのが嬉しい。
もらえたコメントとしてはこんな感じ
好評価
20−30才の男女が特に多い。大学生も軒並みいれてくれてた。
もちろん中高年層にもいれてもらえた
「ログブックは手書きでめんどくさいしなくしてしまうので便利そう」
「写真や地図情報と一緒になってくれるのは嬉しい」
「デジタルになってくれてたほうが持ち運びできるし持って行き忘れないので使いたい」
「他の人のログがみれるのは暇つぶしになったり情報入手に使える」
「毎回ログブックをかいかえるのが嫌」
悪評価
ダイビングにどっぷりはまってる中高年層がメイン。やっぱりうるさ型だけど、愛してくれると長くつかってくれるヘビー見込み層でもあるので大切にしたい。
「ダイビング専用の時計と連動してないと使えない」
「昔からあるメーカーのアプリを使ってる」
「ログはもうつけてない」
「サインがもらえる紙の方が良い」
「めんどくさい」
「スマフォない、電波ない、容量がない」
よくよく想像できるコメントだったので良かった。想像しえないコメントが多かったら相当的外れなことをしてるからね。
本当に身にしみたのは、みんなアプリのアカウント登録とかほんとめんどくさいんだなっていうこと。自分で説明しててもめんどくさいと思ったくらい。投稿するときにはじめてアカウントが作れればよくて、それ以外はニックネームくらいで十分だったと思う。反省。
ベータ版のモニターを年始にやっていて、それで使い続けてくれてる大学生ユーザーさんもきてくれたりしてとっても嬉しかった。コミュニティを作るってとっても大変。愛着をもって使ってくれてたり、これから使いますといってさっそく投稿してくれる人もいたりして励みになる。
あとはお金と人の問題だ。今後はここを解決していかねばならないが、ブース出展で名刺交換してくれた社長さんたちとコンタクトをとりながら何か糸口がないか行動していきたい。とりあえず人に会ったり何か目的をもって自分ごととして主体的に行動していくというのがやりたいことを実現する近道なのだなと改めて思えたイベントで、とても自分自身に身にしみた内容だった。