引き算の美学
最近は引き算でものごとを考えることにしている。
うーん、奥が深い。デザインの場合はコンマ数ミリで印象がかわるもんなのか。
これもあったらいい、あれもあったらいい、と考えるとなんでもできてしまうが受取手からしたら「?」となっちゃうときが多い。よくわかる、だって自分がアプリをいれたりして「?」ってなるときがいっぱいあるからね。
なので、シンプルでいいモノは極限まで削るべきだと思う。
この人がやってるキャッチコピーもすごい勇気がいりそう。これが美しいんですよ!というのはロジックで説明できないとダメで、そこってすごい熱量が必要だと思うわ。
余白を残してチラシを刷ったりするみたいなのって、担当者からすると怖いだろうなー。だってデザインしてないと思われるだろうし「これで伝わるのかな」ってなるはず。デザイナーは超考えてそれを出して来てることを汲取れる人なんてデザインに理解がある人じゃないとまず無理だよね。
スーパーの特売とか、そういうのとは別。あれは情報量を多く載せることのほうが客にメリットがあるからそうしてるわけで、伝えたいことがあるとかじゃないんだよね。
最低限必要なモノだけあればいい。そのほうが明確に伝わるし、それ以外なくてもきっとたいして困らない。
っていうこの価値観を共有したり説得したりするのは大変そう。どこまで削れるかとか我慢のしあいだろうね。
「〜がほしい」とかユーザーにいわれると「ほらやっぱほしいんじゃん」みたいに確実になるから、そこもうまく抑えていかないといけない。結局どこまでイメージやそれが大事か、を揺らぎなく持てるかだと思うんだよね。
最後はきっとコミュニケーション能力なんだろうなぁ。
うーん、会社もう1度はじめようかなぁ。